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多くの大学や短大で、学生が未婚のまま妊娠するケースはそれほど珍しい話ではなくなっている。妊娠しながら通い続けている学生もいるし、育児のため休学中の学生もいる。だがこれは、将来のことを深く考えず行動する現在の学生のライフスタイルや、性に関する知識の低さの表れだと言えるだろう。22日付ザンベトが報じた。
ホンドゥック大学に通学していたフオンさん(22歳)は、妊娠してからも通学を続け、実習もこなし、卒業間際に出産した。現在子供は7か月になったが、子供の世話をしてくれる人がいないため、通学を再開することができないでいる。フオンさんは恋人の家族に結婚を許してもらおうとしたが、認めてもらえなかったそうだ。
ハノイ観光貿易短大の学生トーさん(28歳)は、大学3年生のときに妊娠した。恋人に妊娠を伝えたところ、別れを告げられたという。大学を卒業できなかったので仕事を見つけることができず、今は田舎に戻って農業をしながら子供を育てている。「学生時代に恋に溺れていなければ、私たち母子はこんな苦労をすることはなかったのに・・・」と彼女は後悔している。
宣伝新聞学院のブー・ドウック・タン教諭は、「学生たちは18歳以上なので、結婚や妊娠を禁止することはできません。でも、在学中に妊娠・出産することは、勉学に大きく影響しますし、将来のために成長する大切な時間を失うことになる。また、在学中に妊娠した学生たちの大部分は性に関する知識が低いことが大きな問題です」とコメントしている。