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ベトナム人の悪い習慣といえば◇人に頼る、◇怠ける、◇評判を気にかける、◇舶来物好き、◇宴会好き、◇自慢したがり、◇嘘をつく、◇ごみを捨てる、◇公共心に欠ける、などを誰もが挙げることができる。耳の痛い話だが、民度をもっと高くしたいと思うなら、この問題に正面から向き合わなければならない。19日付ベトナムネットが報じた。
どの民族といえども、はじめから民度が低かったり高かったりすることはあり得ない。社会制度が人に与える影響は非常に大きい。人は社会の主体でありながら、その社会から影響を受ける。望もうと望むまいと、社会制度に馴染まなければ存在が危うくなる。「郷に入れば郷に従え」だ。
文明国は、人々に自覚するよう呼び掛けると共に法律を使って制裁を科す。法律に違反した者は速やかに処罰される。しかし法律が間違って使われることもある。その場合、悪習こそが生きる手段となる。
バオカップ(配給制度)の時代、違法であっても食料確保のため集合住宅で豚を飼う必要があった。違法品の販売、監視員への賄賂、行列を無視しての奪い合いなど、もし秩序維持のために厳しく取り締まりが行われていたら、生き抜くことは難しかっただろう。