(C) Laodong 写真の拡大 |
白い肌は女性の永遠の憧れ。その憧れを追い求めて、多くのベトナム人女性が美容クリニックで美白ケアを受けている。しかし、最近この美白ケアを受けた女性たちが治療後、体調を崩し病院に担ぎ込まれる事件が相次いでいる。26日付ラオドン紙(電子版)が報じた。
北中部トゥアティエン・フエ省在住のHさん(28歳)は美容クリニックで白肌処方を受けた2時間後、眩暈、息切れ、嘔吐などの症状が現れ、病院に救急搬送された。また、メコンデルタ地方ドンタップ省のBさんは自宅で白肌クリームを全身に塗ったところ、しばらくして体調不良を訴えた。Bさんは家族に付き添われて病院に向かったが、間もなく死亡した。
国家熱傷病院の医師によると、クリニックで行われている白肌処方の殆どは、表皮を剥がし、まだ日光に当たったことの無い下の皮膚を露出させているだけで、一時的な効果しか得られない。この皮膚は紫外線に対する抵抗力が弱いため、損傷しやすいだけでなく、皮膚がんに侵されるリスクも高まるという。