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ホーチミン市では、トラックに水タンクを装着する方法による荷抜きが横行している。各港湾や工場で車両の重量検査を行っても発見が難しいという。26日付トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。
ホーチミン市7区のタントゥアン輸出加工区から1キロメートルほど離れたフインタンファット通り沿いに、かなり広い駐車場がある。ここでは、パネルトラックの運転席付近のパネルをはずして、水タンクを取り付ける作業が行われている。タンクを装着したトラックは、荷抜きをした後にタンクに水を入れ、工場などで荷物を降ろした後には水を抜いて重量を調節し重量検査をかいくぐっている。
こうした荷抜きが行われている場所は、同市9区のスオイティエン近くや東南部ドンナイ省ロンタイン郡ロンフオック村の国道51号線沿いにもある。ある運転手によると、家畜飼料加工工場に引き渡すトウモロコシや大豆粕などの貨物を毎回3~4t抜いて、2500万~3500万ドン(約10万~14万円)を稼いでいるという。工場側も荷抜きが行われていることには気付いているが、まだ証拠をつかめずにいる。