(C) Tuoitre 殺害されたファム・ティ・ロアンさんと韓国人の夫 写真の拡大 |
メコンデルタ地方カントー市女性連合会によると、韓国東北部の江原道(カンウォンド)で6日、同市出身のベトナム人ファム・ティ・ロアンさん(38歳)が韓国人の夫に殺害される事件が発生した。夫は妻殺害後に自殺した。トゥオイチェー紙電子版が報じた。
同市の床屋で働いていたロアンさんは、知人の紹介で知り合った韓国人男性と昨年11月に結婚。今年1月に韓国へ渡り、新婚生活を始めたばかりだった。家族によると、韓国へ渡ってからは殆ど連絡が無くなり、数回掛かってきた電話では、夫から暴力を振るわれているといった話は出なかったという。
なお、在ホーチミン韓国総領事館は、遺族に対して、特例でビザを発行し、滞在期間中の宿泊費、交通費、通訳費などの支援を約束した。
近年、韓国人と結婚したベトナム人妻の殺害事件が相次いでおり、韓国人との結婚が社会問題となっている。特に、違法な結婚斡旋業者を通してベトナム人の妻を捜しにやってくる韓国人には問題のある者が多い。ロアンさんの場合はこのケースに含まれないが、家族は韓国人の夫について、職業すらも知らされていなかったという。