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ホーチミン市7区のフインタンファット・ホアンクオックベト・ダオチー地区には、ガソリンを抜き取って代わりに混ぜ物をする粗悪ガソリンの供給拠点があり、タンクローリーが毎日数十台ここに寄って、粗悪ガソリンを運び出している。1日当たり数十万リットルが市場に供給されていることになる。10日付タインニエン紙(電子版)が報じた。
同紙の記者は、ペトロリメックス総公社(ペトロリメックス)傘下の石油機械株式会社のタンクローリーを追跡し、ビンタイン区のバクダンガソリンスタンド(石油機械株式会社直営)に粗悪ガソリンを届ける現場を確認した。スタンドの従業員は、形式的な検査をしただけでガソリンを受け入れた。また、ヒエウフオン貨物運輸・貿易サービス社のタンクローリーも粗悪ガソリンを個人経営のガソリンスタンドに運んだことを確認した。
タンクローリーはガソリン注入後、封印され混ぜ物ができないようにされるが、ドライバーとガソリンスタンドが結託すれば何の効果もない。また、封印用の道具は簡単に入手できてしまう。
粗悪ガソリンは、運搬会社とドライバーに巨額の不正な利益をもたらす。1台当たり500リットルを抜き取って転売することで約800万ドン(約3万2000円)、1か月なら数億ドン(数百万円)に上る計算だ。