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- 市内の全街灯をLEDライトに交換
- 電力消費2.2%以上の削減が目標
- 工業団地にも省エネとGX推進を要求
ハノイ市人民委員会はこのほど、「経済的で効率的なエネルギー利用に関する国家プログラムの2025年実行計画」を公布した。市は2025年末までに市内すべての街灯をLEDライトに交換することを目指す。
計画では、同市のエネルギー需要に対して1.6~1.8%の削減を目標としている。特に電力消費については、少なくとも2.2%の削減達成を目標に掲げている。
2025年末までに街灯の完全なLED化を実現するほか、企業、官公庁、オフィスビル、学校、病院に対しては5%の節電を求める。また、公共照明や広告用照明、屋外装飾、道路照明についても少なくとも30%の節電を目指す。
年間電力使用量が100万kWhを超える事業所には、少なくとも2%の節電を義務付けるとともに、工業団地や産業クラスターに入居する企業にも省エネ対策やグリーントランスフォーメーション(GX)の推進を求める。
このほか、市は70の施設および建物が環境に優しいエネルギーを使用し、経済的かつ効率的なエネルギーを利用していると認定されることを目指す。このうち、少なくとも4~6の施設および建物が国家レベルのグリーンビルディングとして認定されるよう取り組んでいく。