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ベトナム航海総公社(ビナラインズ)が所有する貨物船「ビナラインズ・クイーン号」が25日、フィリピンの北東の南シナ海上で消息を絶った。同船は、ニッケル5万4400tを積んで、インドネシアを出港し中国に向かっていた。ベトナム海上捜索救難協力センター(VMRCC)によると、乗船していたのは、いずれもベトナム国籍の乗組員23人。27日付VNエクスプレスが報じた。
VMRCCによると同船は25日、「船体が18度傾いている」という連絡を発信した直後、消息を絶った。当局はフィリピン、台湾および日本に捜索活動を要請。これを受け、各国の海上捜索隊は、船舶とヘリコプターによる捜索活動を開始した。消息を絶った海域を中心に捜索活動が進められているが、これまでのところ、日本の海上保安庁のヘリコプターが発見した漏油の跡以外は見つかっておらず、船体と乗組員23人は依然、行方不明のままだ。
なお、同船は2006年に日本で建造された積載量5万6040DWTの大型貨物船。