原子力科学研究所のブオン・フー・タン所長はこのほど、「原子力人材育成センター」の設立に向けて科学技術省に意見を求め、準備を進めていると明らかにした。23日付VNエクスプレスが報じた。
同センターは、東南部ニントゥアン省に建設を予定しているニントゥアン原子力発電所を始めとする原子力エネルギー開発計画の管理・運営を行う人材の育成を目的としている。建設に当たりロシアからの支援を受ける見通しで、9月中にも建設投資に関する政府間協定を締結する見通し。2013年6月の着工、2018年10月の開設を目指している。
着工に先立ち、2011年年末から同センター向けの人材育成をロシアにて開始する見込み。なお、同センターの建設場所は北部ホアビン省、中部高原地方ラムドン省ダラット市、東南部ドンナイ省のいずれかを予定しているという。