ベトナム電力グループ(EVN)と教育訓練省は6日、原子力発電計画に従事する人材の育成に関する協力合意書に調印した。7日付トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。
合意によると、EVNと教育訓練省は共同で毎年、ロシアの国立原子力研究大学原子力発電学科への留学生を選出する。EVNが学費の半分を負担し、残りはロシアの国営原子力企業ロスアトムが支援する。また、卒業後にEVNに就職することを確約した留学生には、EVNが生活費として毎月200ドル(約1万7000円)を支給する。
ベトナムは東南部ニントゥアン省で原子力発電所2基を建設する計画で、第1原発は2014年12月、第2原発は2015年の着工が予定されている。