ベトナム民俗学博物館は15日と16日、中高生のHIV・エイズ感染防止に関する知識を高め、HIV・エイズ患者に対する理解を深めることを目的として、ハノイ市の3つの区の中学校3校と高校15校の教員45人に対し、「悲しみと希望 ベトナムにおけるHIV・エイズの20年間の歴史」と題した講習会を行った。15日付ラオドン紙(電子版)が報じた。
参加者は2日間に亘りHIV・エイズ教育について専門家やHIV患者と討論した。また参加者は、HIV感染者がベトナムで初めて発見された20年前から現在までのHIV・エイズ感染防止活動報告やHIV患者の実体験の話、博物館の展示物を通じて、ベトナムにおけるHIV・エイズの歴史及び現状に関する理解を深めた。
また、今回のプログラムに参加した中学校及び高校は、今後毎週土曜日に同博物館への見学を行う。当局は長期的な計画として、博物館見学を始めとするHIV・エイズに関する授業を、ハノイ市の29の区と郡、更には全国規模で展開していく方針。