機材の保守整備プロセスに問題があるとの告発を受け、ベトナム航空局の査察を受けている格安航空会社ジェットスター・パシフィック(JPA)のルオン・ホアイ・ナム社長が10日付けで社長を辞任したことが分かった。ナム社長の辞任届けはこれより45日前に提出されており、予定通りの辞任だという。
同社長の後任には、JPA株式の75.78%を保有する国家資本投資経営総公社(SCIC)のレ・ソン・ライ副社長が一時的に就任した。
一方、告発を行ったJPAの元技師長バーナード・ジョン・マッキューン氏が同社から解雇された直後に、同社従業員34人が連名でマッキューン氏を支持する文書を同社指導部に提出していたことが分かった。従業員らは、マッキューン氏には何の落ち度もなく、同氏に対する一方的な契約破棄は理解できないとしている。