保健省とハノイ市の食品安全衛生合同調査チームが先週末、市内の市場やスーパーで売られている野菜を調査した結果、中国産または生産地不明の野菜の多くが「100%ダラット産」という宣伝文句で販売されていることが分かった。
保健省食品安全衛生局によると、ハノイ市内のホム市場ではキャベツ、ブロッコリー、カリフラワーなどの各種野菜が販売されており、店主らはこれらをすべてダラット産だと主張したが、生産地を証明できる書類を提示できた店は一軒もなかったという。またホム市場の各店に野菜を卸している仲買商も、野菜がダラット産であることを証明する書類を持っていなかった。
最近北部各省には中国から大量の野菜が流れ込んでおり、その安全性が問題視されている。保健省と農業農村開発省はすでに卸売市場などでサンプルを採取し、品質検査を実施している。