保健省HIV・エイズ予防局は21日、16歳未満のすべてのHIV感染者を対象に医療保険カードを発給する方針を明らかにした。同局はまず第一段として500人の対象者に発給したが、今後各地方のHIV感染児童の統計をまとめ、早期にすべての対象者への発給を目指す。
保健省によると、HIV感染児童に関する正確な統計は今のところないが、現在1700人のHIV感染児童が抗ウイルス薬による治療を受けているという。また毎年の調査で、年間約6000人の妊婦がHIVに感染していることが判明しており、適切な予防策を行わなければ母子感染により約2000人のHIV感染新生児が毎年誕生することになる。