ホーチミン市で13日、文化スポーツ観光省著作権局とビジネス・ソフトウエア・アライアンス(BSA)の共催によるソフトウエアの著作権管理に関するセミナーが開催された。BSAが実施した直近の調査によると、ベトナムのソフトウエア著作権の違反率は88%(アジア各国の平均は55%)と、2003年当時の92%と比べ減少している反面、損害額は2003年の4100万米ドル(約45億円)から9600万米ドル(約105億円)に増加している。
文化スポーツ観光省査察部門の報告書は、ソフトウエアの著作権違反がなかなか減らない原因として▽違反者への処罰が軽いこと▽検査体制が手薄であること▽特に地方では専門知識を持つ人材が不足し十分な検査が実施できないこと−などを挙げている。