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- ガラス板を挟んだままエレベーター作動
- エレベーターのドアや入口などが損壊
- 女性清掃員が危うくタイルの下敷きに
ホーチミン市ビンタン区にあるマンションの16階で、6月28日午後3時35分ごろ、女性清掃員がガラスパネルを使ってエレベーターのドアを塞ごうとしたところ、エレベーターがそのまま動き出して、入口周辺のタイルが落下するなど深刻な被害が出た。
エレベーターの掃除をしようとした清掃員が、ドアが閉まるのを防ぐためにガラスパネルを差し入れたが、薄く透明なガラスだったため、安全装置が作動せずにガラスパネルを挟んだままエレベーターが動き出した。
この事故により、エレベーターのドアが壊れたほか、入口付近のタイルがはがれて落下。清掃員は危うくタイルの下敷きになるところだったが、辛くも避けることができた。
同マンションでは、エレベーターのドアを物で塞いではいけないとの規定が設けられているとのこと。規定に違反してエレベーターを損壊した女性清掃員への処分は明らかにされていない。
なお、某マンション管理委員会の関係者によると、エレベーターのドアのセンサーはガラスやプラスチックなどの素材を感知できないという。手足などがドアに挟まってしまう危険もあるため、多くのマンションでは手足や物でエレベーターのドアを塞がないよう住民に注意喚起している。