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ホーチミン市クチ郡アンニョンタイ(An Nhon Tay)村で2月28日午後2時45分頃、興奮した暴れ牛が道路を渡っていた老婆を襲って負傷させる事故が発生した。
不運にも牛に襲われたのは、東南部地方タイニン省出身のHさん(78歳)。牛の突進を受けたHさんは、地面に強く体を打ちつけて、その場で気絶。ホーチミン市第115人民病院に緊急搬送された。
搬送時点でHさんは呼吸を停止しており、救急チームが心肺蘇生法を施したが、こん睡状態が続いた。医師らはその後も懸命な治療を続けたが、家族は3月1日、Hさんを自宅に帰してあげたいと申し出た。
なお、この暴れ牛は路上でHさんを襲う前、民家に侵入して、ハンモックで寝ていた生後7か月の男児を襲っていた。男児は床に落ちて頭をぶつけたが、幸い命に別状はなかった。近隣住民によると、この牛は同地区に住むある家族が飼育するために最近購入した牛だという。