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保健省傘下の第1中央精神病院(ハノイ市)に入院中の患者が、病院内で麻薬密売ルートを運営し、病室をディスコ風に改造していたことで逮捕された事件に関連し、同省は26日、ブオン・バン・ティン院長を免職処分とすることを決定した。
ティン院長は管理を怠り、院長の責任を果たさず、病院内で麻薬事件が発生する事態に及び、非常に深刻な結果をもたらしたとされる。
グエン・トゥアン・ダイ副院長にはけん責処分を科すほか、レ・ゴック・トゥー副院長(同病院共産党委員会書記)については、病院の全スタッフの前で厳格に批判することとした。
保健省は病院の上層部に対し、事件に関与した管轄下の人々を厳しく処分するよう指示した。
同事件では、麻薬中毒者の入院患者が病院のスタッフと結託し、麻薬を使用しながら「ディスコ」を楽しめるよう病室に照明や音響装置を設置していたほか、病室に麻薬を保管し、ここに仲間や病院スタッフを招いて麻薬パーティーを行っていた。
麻薬は自分たちが使用するだけでなく、他人にも販売しており、警察が病室の検査で発見した結晶状の違法薬物の量は6.1kgにも上った。