(C) nld 写真の拡大. |
南中部沿岸地方ダナン市人民裁判所はこのほど、2020年に市内で摘発された売春ルートの被告7人の裁判を開き、有罪判決を下した。
2020年4月、警察は張り込み捜査を経て市内2か所の立ち入り検査を実施し、男女2人組が売春行為を働いているところを摘発。ルートは2020年2月からグーハインソン区ミンマン(Minh Mang)通り178番地にある借家を拠点として事業を展開していた。借家には売春婦5人が常駐していたほか、他にも6人をアルバイトとして雇い、販路を広げていた。
ルートはフェイスブック(Facebook)やベトナムの「ザロ(Zalo)」、中国の「ウィーチャット(WeChat)」で「売春グループ(Tap doan pho)」や「美女たち(Nhung nang kieu)」などの名称のチャットグループを開設し、グループで売春婦たちの写真を投稿して宣伝広告や集客を行っていた。
グループを率いていたダン・ティ・フオン被告(女・36歳、東北部地方クアンニン省出身)は売春蔵匿罪で7年、売春仲介罪で5年の計12年の禁固刑を言い渡された。
フオン被告の「アシスタント 兼 経理係」を務めていたファム・ティ・トゥイ・ティエン被告(女・24歳、北中部地方ハティン省出身)も同じ罪に問われ、計9年の禁固刑を言い渡された。2人は、繁忙期には自ら客にサービスを提供していた。
残る被告5人(いずれも男、年齢24~29歳)は売春仲介罪に問われ、禁固3~4年の判決だった。
なお、1回あたりの売春料金は100万VND(約4700円)、ワンナイトコースは300万VND(約1万4000円)だった。料金は40%をルートが、残る60%を売春婦がそれぞれ取り分として得ていた。これとは別に、宿泊料金として1時間10万VND(約470円)、または1晩50万VND(約2340円)を徴収していた。