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ホーチミン市ビンタイン区22街区グエンフウカイン(Nguyen Huu Canh)通り180番地にある路地の民家で12月24日、男性が黒い粘着テープで頭部を巻かれて土下座した状態で死亡しているのが発見され、男性の恋人である同性愛者の男が過失致死容疑で起訴された。
この事件で逮捕されたグエン・クアン・ブー容疑者(32歳、南部メコンデルタ地方ベンチェ省出身)と、死亡したTさん(26歳、同ティエンザン省出身)は恋人関係にあり、たびたびBDSMプレイ(お互い同意の上で行う支配する側とされる側に分かれた性的嗜好の行為)に興じていた。
Tさんは事件当日の23日夜、一緒にSMプレイをするため、同容疑者を自室に誘い、午後11時ごろ、同容疑者が事件現場となったTさんの部屋を訪れた。供述によると、同容疑者はTさんの要望に従い、縄でTさんの手足を縛り、濡れたタオルを口の中に詰め、黒い粘着テープで頭部を巻いた。これらのSM器具はTさん自身が準備したものだという。
ことが終わった後、同容疑者は24日未明に帰宅。その後、Tさんは同日午後9時ごろに自室で死亡しているのが発見された。この情報を知った同容疑者が11時半ごろ、様子を見るため現場に戻ったところを警察が発見し逮捕した。警察は防犯カメラの映像から、部屋に出入りする怪しい男の存在を把握していた。
現場検証と検死の結果によると、同容疑者が過酷なSMプレイの末にTさんを死に至らせたことが確認されている。