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ホーチミン市11区7街区ニャットタオ(Nhat Tao)通りにある民家に28日午後10時過ぎ、公安省刑事警察局の警察官を装った2人組の男が押し入って、ここに住む女性実業家を拘束しようとする事件が発生した。
警察官のふりをして民家に侵入したのは、チャン・バン・ソン容疑者(41歳、タンビン区在住)とチャン・ホン・タイ容疑者(37歳、北部紅川デルタ地方フンイエン省出身)の2人。
両容疑者は、公的機関に付与される背景色が青色のナンバープレートを付けた乗用車で民家を訪れた。インターネットで購入した警察官の制服を着て、それぞれ「少佐」と「少尉」の肩章までつけ、金属製の拳銃(モデルガンと見られる)も所持していた。
両容疑者が押し入った民家は、石材販売を手掛ける女性実業家Tさんの自宅で、彼女はここで一人暮らしをしていた。
事件当日、南部メコンデルタ地方カントー市でチャリティ活動に参加した後に帰宅したTさんがシャワーを浴び就寝しようとしていたところに、警察官に成りすました容疑者らが訪れ、大声でTさんを威嚇しながら、でっち上げた違法賭博容疑と高利貸し容疑でTさんの身柄を拘束しようとした。
騒ぎに気づいた隣人らが不審に思い街区警察に通報し、現場に駆け付けた本物の警察官が偽警察官に何事か事情を聴いた。偽警官らは当初冷静に応答していたものの、提示した「人民公安証明書」を偽造だと見破られて警察署に連行された。警察は、容疑者2人が資産強奪の目的で実業家宅に押し入ったものと見て捜査を続けている。