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東北部地方クアンニン省ウオンビー市フオンナム街区の民家で9月下旬に発生した一家4人殺害事件で、同省人民裁判所は16日、強盗殺人罪に問われていたゾアン・チュン・ズン被告(男・45歳)に死刑の判決を言い渡した。
起訴状によると、同容疑者は、義理の従姉妹が夜勤に出ている間に彼女の自宅を訪れ、義理の叔母にあたる女性(61歳)に金を貸すよう求めた。借金は断られたが、一緒に夕食を取り、1階に寝泊りした。
しかし、麻薬を使用して眠れなくなり、更に夕食中に義理の甥(9歳)と交わしたやりとりに腹を立てた同被告は、その少年がトイレに起きたところを刃物で刺して殺害。続けて、不審な音に気づいて目覚めた義理の姪(8歳)の首を絞めた上、台所まで引きずって殺害した。
2人を殺害した後、同被告は1階でそのまま寝入った。義理の叔母がトイレに行こうと部屋を出たところ、血まみれの孫娘が台所で倒れているのを発見。同被告は恐怖に怯える義理の叔母を杵で殴り、刃物で刺して殺害し、叔母が身につけていた金の指輪とイヤリングを奪った。更に、もう1人の義理の姪(3歳)の命も奪った。
同裁判所は複数人の殺害や児童の殺害、凶悪な手口などを指摘した上で、同被告に対し死刑を下すほか、遺族に2億2000万VND(約114万円)の賠償金を支払うよう命じた。同被告は罪状を認め、静かに判決を受け止めた。