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11月26日に南中部沿岸地方ダナン市ソンチャー区グエンズイヒエウ通りK184/22番地にある民家の前で中国人男性が何者かに拳銃で腹部を撃たれ死亡した事件で、同市警察は容疑者と見られる中国人の男をカンボジアのプノンペンで逮捕したと発表した。
同事件は、この民家に住む31歳の中国人男性が出勤しようと門の前にバイクを出したところで不審な男に拳銃で撃たれ死亡したというもの。この民家は男性のベトナム人妻の実家で、2人は2011年に結婚し、3歳の子供と一緒に住んでいた。
警察は現場で容疑者のものと見られる指紋や長さ2cmの白い弾殻などの証拠物件を発見。容疑者を特定して行方を追い、1か月の捜査と張り込みを経て、プノンペンに身を潜めていた中国人容疑者を逮捕した。
事件の原因はまだ明らかにされていないが、ビジネス上の利益衝突によるものと見られている。なお、被害者の男性は不法入国により強制送還されたことがあるが、その後ベトナム人女性と結婚し滞在資格を取得。妻の名義を借りて旅行会社を設立し、無認可で中国人向けのダナン市行きツアーを頻繁に催行していた。