(C) tinnong ベトナム人従業員 |
英紙デイリーメールによると、ロシア警察はこのほど、首都モスクワの郊外でトラやヒョウなどの希少野生動物の肉を不正に提供していた高級レストランを発見し、希少野生動物密売の疑いでベトナム国籍を持つ従業員(男・51歳)の身柄を拘束した。警察は現在、この男の取り調べを行っている。
警察は同レストランで、絶滅危惧種に指定されているアムールトラやヒョウの肉と皮を発見、押収した。また、同レストランは希少野生動物の肉を提供していただけでなく、薬にもなる骨などの部位をアジア市場へ密売していた疑いが持たれている。
同レストランではトラ肉が1kg当たり1500USD(約17万9000円)で、このほかトラの頭が1kg当たり3800USD(約45万2000円)、トラの皮が1枚当たり1万USD(約119万円)で提供されていた。トラ肉は精力剤として特に富裕層の間で人気があるという。