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ホーチミン市社会秩序犯罪捜査局(PC45)と同市文化社会関連調査団は10日午後10時ごろ、同市タンビン区第4地区チャンクオックホアン通り109番地にある理髪店「ホアラン」の立ち入り検査を実施し、外国人をターゲットとした売春ルートを摘発した。外国人向け売春ルートが摘発されたのはこの2か月で2回目。12日付ラオドン紙(電子版)等が報じた。
捜査当局は以前から、売春行為が行われている疑いのあった同理髪店を監視していたが、このほど売春ルートの全貌が掴めたため、立ち入り検査に踏み切った。立ち入り検査を行ったとき、店舗の上層階では男女4組が売春行為を働いており、買春客はいずれも外国人で、このうち3人が韓国人、1人が日本人だった。当局はこれらの買春客と売春婦、更に売春斡旋の容疑で経営者のブイ・タイン・クック(34歳:女性)を逮捕した。
当局の調べによると、店には常時20人ほどの売春婦が待機しており、1回につき50万ドン(約2350円)で売春サービスを提供していた。店は理髪店として営業登録しており、1階部分の内装は理髪店そのものだが、上層階は売春用のホテルとして利用されていた。クック容疑者は以前にもタンビン区ザイフォン通りで同様の理髪店を経営していたという。この界隈は韓国人街として知られており、現地で働く外国人や旅行者向けの風俗店や飲食店などが立ち並んでいる。
当局は更に12日午前0時30分ごろ、1区ベンタイン地区レライ通りのチャンドゥックホテルを立ち入り検査、ここでも売春行為を働いていた外国人買春客とベトナム人売春婦2組を逮捕した。なお、当局は今月14日にも1区ハイバーチュン通りに軒を連ねる売春プールバー(ビリヤード台が併設されたバー)を一斉摘発しており、売春犯罪の一掃に注力している。