(C)Tin moi, レ・ヌー・ザ・タオ被告 |
勤め先の銀行の資金140億ドン(約6000万円)を横領した罪に問われていた女の裁判で、ダナン市人民裁判所は24日、サイゴンハノイ商業株式銀行[SHB]の元行員、レ・ヌー・ザ・タオ被告(31歳)に禁錮19年の判決を言い渡した。24日付ティンモイが報じた。
起訴状によると、SHBが自行より高い利率を適用している他行のベトナムドン建て預金口座に、従業員の親戚の名義を使用して預け入れ、利ざやを稼いでいたことから、タオ被告は横領計画を思いつく。被告は、銀行の資産運用の一環として支店長の了承を得て弟名義で他行口座にSHB資金220億ドン(約9600万円)を預け入れた。しかし被告は預金が弟名義であることををいいことに、この口座契約書を担保にさらに別の銀行から150億ドン(約6500万円)を借入れ、うち140億ドンを着服した。
タオ被告はこの金を借金返済や株取引に充てたとしており、起訴された時点で残っていたのは約93億5100万ドン(約4000万円)だけだった。
※最終更新:2013年1月29日13:06JST