(C) Phapluat, 逮捕された容疑者3人、右端が主犯格のオリバー・デュエ容疑者 |
ホーチミン市警察の売春防止・社会秩序犯罪捜査局(PC45)はこのほど、いかさま賭博を持ちかけて、外国人旅行者などから金品を騙し取った疑いでフィリピン国籍の男3人を逮捕した。1日付ファップルアットタインフォーが報じた。
警察によると、この詐欺グループは10人組のフィリピン人詐欺グループで、いずれも観光ビザでベトナムに入国し、外国人旅行者をカモにいかさま賭博を繰り返していた。主犯格は今回逮捕された3人のうちの1人のオリバー・デュエ容疑者と見られている。
手口は典型的ないかさま賭博だ。まず、外国人旅行者の多い地区で、旅行者に親しげに話しかけ、相手が心を許したと見るや、「絶対に勝たせてあげるから」などと言って、賭博を持ちかける。最初はわざと勝たせておいて、旅行者をその気にさせ、最後の方でいかさまを働き、有り金を全て巻き上げる。
なお、被害者の中には日本人も含まれている。日本人被害者のN氏は10月26日午後9時頃、ホーチミン市1区の9月23日公園を歩いているとき、容疑者らと知り合い、いかさま賭博の被害に遭った。警察はこの日本人男性が容疑者らにお金を渡すところを摘発し、現行犯逮捕したという。