中央耳鼻咽喉科病院内視鏡科のダオ・ディン・ティー医師はこのほど、55歳の女性患者の喉頭(咽頭と気管の間の部分)に寄生していた虫体の摘出に成功したと明らかにした。
北部ホアビン省在住のこの患者は今月4日、急激な体重減少、喀血(かっけつ)、発熱、喉の違和感などの症状で同病院に入院した。医師らは内視鏡検査を行い、患者の喉頭で生きた寄生虫を発見、直ちに摘出した。
患者の話によると、3週間ほど前、畑仕事の帰りに小川に立ち寄って水を飲み、その後しばらくして喀血など一連の症状が出るようになったという。ティー医師は、今回は早期に発見できたため寄生虫が小さいうちに摘出できたと語った。発見が遅れると寄生虫が成長し、病状がひどくなるという。