ハノイ市人民裁判所は12月29日、北中部タインホア省出身の住み込みお手伝いチャン・ティ・ブイ(16歳・女)に強盗殺人罪で禁固18年と被害者家族への8000万ドン(約40万円)の賠償を命じる判決を出した。
訴状によると、ブイ被告は2009年2月からハノイ市ハイバーチュン区のアンさん宅で住み込みお手伝いとして働いていた。同年6月末にアンさんの家族がアンさんの母親カインさん(70歳)とブイ被告に留守宅をまかせて避暑旅行に出かけた後の7月2日午前3時ごろ、同被告は就寝中のカインさんを襲って刃物で刺し殺した。その後、同被告はアンさん宅の金目の物を集めて隠すと、捜査をかく乱する目的で強盗に襲われたと言い立てたが、警察に狂言だと見抜かれて逮捕された。
裁判所は、ブイ被告は当初から盗みを働くチャンスを狙っており極悪非道な犯行だと認定したが、同被告が未成年であることを酌量して18年の禁固刑を言い渡した。