ハノイ市警察は10月31日、北部フンイエン省コアイチャウ郡在住のダオ・バン・ヒエウ(18歳・男)を10月28日夜に起きた警備会社社長ゴー・バン・ティエンさん殺害事件の容疑者として逮捕した。警察によると、ヒエウ容疑者はティエンさんを殺害して財産を奪ったことを認めているという。
供述によると、事件当日ヒエウ容疑者がハノイ市のミーディン・バスターミナル付近をぶらついていたところ、バイクに乗ったティエンさんから話しかけられ、一緒にお茶すれば金をあげると言われた。ティエンさんのバイクに乗ると、ひと気のない場所に連れて行かれ同性愛行為を求められた。金がなかったためこれに同意し7万ドン(約350円)を受け取った後、2度目の行為を求められた。このときティエンさんを殺して財産を奪おうと思いつき、隠し持っていた刃物でティエンさんを殺害。近くに人の気配があったため、バイクを奪わず逃走したという。
警察は現場の状況とヒエウ容疑者の供述内容に一致しない点があるため、慎重に捜査を行っている。現場付近は同性愛者のたまり場として知られているという。