ハノイ市ドンダー区警察は6日、同区ハンボット地区の住宅で起きた強盗事件は、この住宅の住み込みお手伝いとして働いていた北部フート省出身のブー・ティ・タム(27歳・女)による狂言強盗と断定した。
この住宅の住人ガーさんから提出された被害届によると、ガーさんの家族が家を留守にしていた5日夜、タムが1人で留守番をしているときに刃物を持った見知らぬ男3人組が侵入し、たんすから現金5000万ドン(約28万円)を奪って逃げたという。
しかしタムは警察の取り調べに対し、洗濯物をたんすにしまっていたときガーさんのハンドバッグに入れられた大金を偶然発見、これを盗んで夫の弟ブー・ミン・ズンに田舎に持ち帰るよう頼んだと供述。タムはズンに現金を託した後、強盗現場を演出してから近所の住宅に駆け込み、強盗に遭ったのでガーさんに電話してと頼んでいた。
タムは夫と子ども2人を田舎に残してハノイに出稼ぎに来ており、昨年5月から月給150万ドン(約8500円)でガーさん宅で働いていた。