ハノイ市ドンダー区警察は8月28日、同区在住のチャン・ティ・トゥイ・ハー(49歳・女)容疑者を殺人未遂罪で起訴した。
これに先立つ8月18日、同区クアンチュン地区に住むホアさん(58歳・女性)が帰宅したところ、電気をつける間もなく背後から何者かに袋をかぶせられ、電気コードで首を絞められるという事件が起きた。懸命に抵抗して袋から顔を出したホアさんは、目出し帽をかぶり黒ずくめの格好で自分の首を絞めている犯人が、自宅の2階を間貸ししているチャン・ティ・トゥイ・ハーであることに気が付いた。ハーはホアさんに腹を蹴られ犯行をあきらめて逃走したが、翌日に逮捕された。
当初は「ふざけていただけ」と主張していたハー容疑者だが、同月27日になってホアさんを殺そうとしたことを認めた。ハー容疑者は2007年9月からホアさんの家に間借りしており2人は親しい間柄だった。ところが、自分の恋人がホアさんと親しくしていると疑いを持ったハー容疑者は、ホアさんに恨みを持つようになったという。犯行の方法については、外国映画をまねしたと供述している。