ハノイ市ハイバーチュン区警察は3月31日、短銃を使って一般市民に傷害を負わせた疑いで、同市タイホー区警察所属の警察官グエン・クアン・チン少尉(25歳)の身柄を拘束した。
調べによると、チン少尉は3月30日午後5時半ごろ、同市キムグー通りの友人宅を訪れたが留守だったため、近くのタ・クアン・アインさん(27歳)宅の前にバイクを止めて待っていたが、バイクの止め方を巡ってアインさんとけんかになったという。チン少尉はアインさんに頭部を殴られ、自分が警察官であると名乗ったが、殴り続けられたため止むを得ず持っていた短銃で2発の威嚇射撃を行い、その後もアインさんが暴れたため脚に向けて4発発砲した。この発砲でアインさんは右太ももを負傷し病院に救急搬送された。
アインさんの負傷の程度について担当医らは、銃弾2発が太ももを貫通していたが骨や動脈には損傷がなかったため比較的軽度で済んだと話している。