レ・タイ・ビンという教師の男が、18歳の教え子に対して2005年6月から2006年2月の9カ月間、性的関係を強要していたことが先日センセーショナルに報道されたばかりだが、この男が10年前にも女子生徒に対する卑劣な行為で問題を起こしていたことが発覚した。
1996年当時、メコンデルタ地方カントー省の高校で教員をしていたビンは、特定の女子生徒に対してラブレターを送り、自分の思いを受け入れるよう脅迫した。この女子生徒は執拗(しつよう)に追い回されながらもビンを拒絶し続けたが、恐怖の余り自殺未遂事件を起こし、最終的には転校を余儀なくされた。ビンはこの問題の責任を取って他校に転勤した。が、その転勤先が前述の事件が発覚した学校だったのだ。