ハノイでこのほど、ハノイ交通運輸大学の男子学生グエン・クアン・ミンさん(25)が市内のデーラータイン通りをバイクで走行中に、輪っか状に垂れ下がっていた電話線に首を引っかけるという事故が発生した。電話線はハサミで切断する必要があるほど強くミンさんの首に食い込んでおり、ミンさんは病院への搬送途中で亡くなった。
病院の医師によると、ミンさんの死因は電話線が首を圧迫したもので、電話線に触れて感電死したのではないという。近所の人の話では、この現場には無数の電線や電話線が張り巡らされていて、一部が日常的に垂れ下がっていたという。ミンさんの首に巻きついた電話線も、何日も前から地面に着くほどになっていたため、通行の邪魔にならないようにと住民が持ち上げて結んでいたところ、不運にもバイクに乗った人の首に引っかかる高さになっていたようだ。