先月末、科学技術省傘下の研究所の修理工事中に、作業員の一人が研究用に保管していた放射性化学物質54.8ミリグラムの入った鉄の箱を盗み出すという事件が発生した。
環境汚染を引き起こす可能性のある同物質が盗難されたとの報告を受けた科学技術省は、直ちに公安省の経済安全保護局と協力して犯人と鉄の箱が売却された鉄屑屋を特定した。また、技術チームは環境汚染の程度を割り出して緊急に消毒措置を行った。
犯人によると、カネに困り鉄屑を売ろうと盗んだが、まさか鉄の箱の中にこれほど危険なものが入っているとは思わなかったと供述している。