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- デジタル変革やグリーン成長に焦点
- 農業、金融、銀行など各種分野で協力強化
- 南シナ海問題についても率直な意見交換
中国の遼寧省大連市で25日に開幕した世界経済フォーラム(WEF)主催の夏季ダボス会議に出席するため中国を訪問しているファム・ミン・チン首相は24日、中国の李強(リー・チャン)国務院総理(首相)と会談した。
チン首相はこの席で、両国間の共通認識とハイレベル合意を効果的に履行し、戦略的な接続性を向上させることの必要性を主張した。交通インフラの接続、中でもラオカイ~ハノイ~ハイフォン間、ランソン~ハノイ間、モンカイ~ハロン~ハイフォン間の標準軌鉄道の建設を促進することを望んだ。
チン首相はまた、デジタル変革、グリーン成長、ハイテク農業に焦点を当てる形で、農業、金融、銀行、科学技術、教育、文化、観光の分野で協力を強化することを提案した。
一方の李首相は、中国がベトナム産品、特に農水産物や高品質の果物に対して市場をさらに開放すると述べ、戦略的つながり、特に交通インフラの接続を強化し、経済・貿易・投資協力、特に製造業や農業、サプライチェーン維持、職業訓練における協力を促進することで一致した。
双方は、南シナ海問題についても誠実かつ率直な意見交換を行い、意見の相違を適切に管理し、南シナ海の平和と安定を維持することの重要性を確認した。