(C)Tien Phong, チュオンサ諸島に出漁する漁船乗組員 写真の拡大 |
中国の情報筋によると、 中国漁船32隻が6日、海南省から南シナ海のチュオンサ(中国語:南沙、英語:スプラトリー) 諸島の漁場に向けて出発した。6日付ベトナムプラスが報じた。
出漁した32隻は最新の設備が装備された100t級以上の漁船で、うち1隻は4000t級の補給船。船団は6日より40日間にわたって漁業活動にあたるという。
今回の中国漁船団の出漁に先立ち、外務省のルオン・タイン・ギー報道官は、「中国のチュオンサ諸島への出漁は、ベトナムに対する重大な主権侵害行為であり、領有権問題解決に関する基本合意に反するもの。中国の行動が南シナ海情勢を深刻化させている」と厳しく非難した。