中国はこのほど、南シナ海「三沙市」に電力供給機関を設立し、西沙永興島(ベトナム名:フーラム島)で業務を開始した。これに対し領有権争いを繰り広げているベトナムが反発している。28日付ベトナムプラスが報じた。
三沙市は、中国がベトナムやフィリピンと領有権を争う南シナ海の南沙、西沙、中沙を含む3諸島を統治するため今年6月に新設した。この三沙市に電力を供給する施設として「海南電力網三沙給電局」が設置された。中国は更に、永興島で廃棄物処理場と下水処理場の着工を発表した。完成時期は来年の予定。
ベトナムでは、今年に入って既に4回の反中デモが発生するなど、反中感情が高まっている。