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- 「雪印メグミルクベトナム」設立
- 敷地面積拡大と付帯設備増強に伴い増資へ
- 増資後の資本金約21.1億円に
雪印メグミルク株式会社(東京都新宿区)は、9月24日に設立したベトナム現地法人の雪印メグミルクベトナム(MEGMILK SNOW BRAND VIETNAM、南部メコンデルタ地方ロンアン省)について、敷地面積の拡大と付帯設備の増強に伴い、増資を実施する。
雪印メグミルクベトナムでは、プロセスチーズの製造・販売を手掛ける。事業開始日は未定。増資前の資本金は2650億VND(約16億円)で、雪印メグミルクが100%出資している。増資金額は850億VND(約5億1000万円)で、2025年中の増資を予定している。増資後の資本金は3500億VND(約21億1000円)で、増資後の出資比率は雪印メグミルクが100%となる。
増資により、ベトナム現地法人は資本金が雪印メグミルクの資本金額の100分の10以上に相当し、雪印メグミルクの特定子会社に該当することとなる。
雪印メグミルクは現在、グループ中期経営計画2025の戦略のひとつである「海外展開の強化」について、今後も成長が期待できるアジア地域(東南アジア・東アジア・オセアニア)を戦略エリアとし、事業展開の強化を図っている。
戦略エリアの中でもベトナムは、人口増加、経済成長、そして食料消費を牽引する中間所得者層の増加により、チーズ市場が拡大しており、今後も更なる拡大が期待される。
こうした中、ベトナムにプロセスチーズの製造・販売拠点を構えることにより、同社がこれまで培ってきた開発力、技術力、ノウハウを活かし、需要の取り込みと新たな需要の創造を行うことによって、ベトナム市場における事業の拡大を図っていく。