リサイクル複合建材の製造販売を行うカンキョウワン(東京都千代田区)は23日、北部フンイエン省でWPC(ウッド・プラスチック・コンポジット)工場を着工したと発表した。WPCは廃木材や廃プラスチックを原料とした再生複合建材で、木材に比べ耐水性が良く、腐食やシロアリによる食害がないなどの利点があるため、主にデッキやフェンスなどのエクステリア材として使用されている。
ベトナム工場の年産能力は1500トンで、製品は日本、東アジア、欧米のエクステリア業界、ハウスメーカー、建設資材商社などに供給する。初年度の売上高は3億円を見込んでいる。