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- SAP BTP事業の日本市場での成長目指す
- SAP BTP技術者の育成・市場拡大へ
- 日本企業のSAPシステム導入成功に貢献
ベトナムIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)グループの日本法人FPTジャパンホールディングス株式会社(FPTジャパン、東京都港区)は、ドイツのソフトウェア開発会社であるSAPが提供するSAPビジネステクノロジープラットフォーム(SAP Business Technology Platform=SAP BTP)事業の日本市場における持続的な成長を目指し、「FPT BTP Park」プロジェクトを日本市場に向けて展開する。
2025年は、日本市場でSAP関連システムの刷新が加速し、特にSAP S/4HANA Cloudへの移行により業務プロセスの最適化や効率化のニーズが高まると予測されている。データ、人工知能(AI)、アプリケーション開発、自動化を統合したSAP BTPを活用したアプリ開発や拡張の需要も増加しており、SAP BTPは企業の競争力を左右する重要な鍵になる見通しだ。
一方で、SAP BTP導入に関してはクラウドやAPI、UI/UX設計などに精通した人材が不足しており、専門的なスキルを持つ人材確保が容易でない。従来のシステム開発の文化やITリテラシーの違いがクラウド導入の障害となることもあるため、これらの課題に対応するためには、継続的な人材育成と明確な導入計画が必要となる。
こうした中、SAP BTP技術者の育成および市場拡大を目的とした「FPT BTP Park」プロジェクトを日本で展開する。「FPT BTP Park」は、SAP S/4HANA Cloudを導入・移行する顧客に対して、FPTが有する豊富なSAP BTPのリソース(知識、経験、人材)を、技術支援や育成プログラムの形で提供するもの。これにより、日本企業のSAPシステム導入プロジェクトの成功に貢献する。
FPTは、このプロジェクトを推進するため自社のSAP BTPに関連する技術者を、2025年に1000人体制へと拡大し、2027年までに3000人体制を目指す。また、日本国内におけるSAP認定コンサルタント資格取得数・資格者数でトップ10に入ることを目標に掲げ、コンサルテーションからシステム開発、運用・保守を担うエキスパートリソースを拡充していく。