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- 1000万USD超の資産家は5459人
- 24年の世界の富裕層人口4.4%増
- 最多は米国の90万5400人
英系不動産サービス大手のナイト・フランク(Knight Frank)が発表した「ザ・ウェルス・レポート(The Wealth Report)」2025年版によると、ベトナムには2024年時点で、1000万USD(約14億3000万円)超の資産を保有する富裕層人口が5459人存在し、世界の富裕層人口の0.2%を占めた。
世界全体では、資産1000万USD以上(不動産含まず)の富裕層人口が2024年に+4.4%増加した。国別では、米国が90万5400人超で全体の約39%を占めて最多だった。次いで、中国(47万1600人)、日本(12万2000人)の順で続いた。東南アジアではベトナムは域内6位となっている。
なお、ナイト・フランクの定義する「超富裕層(UHNWI)」とは、不動産以外に資産3000万USD(約43億円)超を保有する人々を指す。ベトナムでは2028年までに超富裕層が978人に達し、2023年比で+30%増加する見通しだ。同レポートは、世界の個人資産、投資動向、不動産市場に関するデータを提供するもの。
アジア太平洋地域は高金利環境に適応しつつあり、高級住宅価格が平均+3.2%上昇した。ベトナムは現在、高級住宅市場として急成長しており、主要都市における成長ポテンシャルが高いと評価されている。一方、マレーシアは、シンガポールやオーストラリアと並ぶライフスタイル移住の目的地として注目され、東京はグローバル資本を引き付ける投資ホットスポットとしての地位を確立しつつある。