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- 南北高速鉄道向けに国家土地使用計画調整
- 国防・安全保障目的の土地を優先的に確保
- 食糧安全保障を確保すべく稲作地を維持
ドー・ドゥック・ズイ資源環境相は国会で23日、政府を代表して、2050年までを視野に入れた2021年から2030年までの国家土地使用計画の調整を提案した。
ズイ資源環境相によると、整備が計画されている南北高速鉄道プロジェクトは計1万0827haの土地を使用する見通しであることから、同プロジェクトの実施に向けて国家土地使用計画を調整する必要があるという。
ズイ資源環境相は、国家土地使用計画の調整にあたり、国防・安全保障目的の土地を優先的に確保し、食糧安全保障を確保すべく稲作地を維持するほか、生態環境を保護して気候変動に対応し、持続可能な経済社会発展を実現すべく森林を厳格に維持する方針を示した。
なお、ブー・ホン・タイン国会経済委員長は、南北高速鉄道プロジェクトをはじめとする国家重点プロジェクトの実施を控え、国家土地使用計画の調整に関する政府の提案に賛成の意を示した。