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- 空港運用コンサルティング事業の契約締結
- 契約金額約11.9億円、24か月間
- 本格的なコンサルティング開始は10月から
ベトナム空港社[ACV](Airports Corporation Of Vietnam)と韓国の仁川国際空港公社(Incheon International Airport Corporation)はこのほど、東南部地方ドンナイ省で建設中のロンタイン国際空港の運用におけるコンサルティング事業に関する契約を締結した。
契約金額は約110億ウォン(約11億9000万円)で、課業期間は契約締結から24か月間となる。主要な課業は、空港運用に向けたコンセプト書の作成、商業面での戦略策定、第1期建設事業が終了した後の試験運用およびコンサルティングだ。
建設に着手した後から運用開始前までの全過程にわたり運用開始準備支援(ORAT)を提供する。本格的なコンサルティング開始は10月からで、仁川国際空港公社の分野別の専門家約10人が担当する。
仁川国際空港公社は、フランスやドイツなどの空港運用事業者との競争入札に勝ち抜いた上で契約を獲得した。背景として、仁川国際空港の第1~4期拡張事業において、難しい試験運用を成功させてきた実績を挙げている。
特に年末には、仁川国際空港の第4期拡張事業を経てのグランドオープンを控えている。仁川国際空港公社はACVの関係者を招待し、試験運用およびオープンに向けた準備過程に参加してもらうことで現場教育も行うとしている。