世界保健機関(WHO)とユニセフ(UNICEF、国際連合児童基金)の報告によると、2005年末時点で、ベトナムは栄養失調児の割合が依然高い国の一つとなっている。栄養失調児のうち、低体重児が約180万人、低身長児が約200万人、そして約30万人の幼児が重度の栄養失調とされる。また、5歳以下の子どもの死亡原因の37%が栄養失調である。
政府では、栄養失調児対策として2006年から2010年にかけて5000億ドン(約36億円)の予算を投じ、低身長児を25%以下、低体重児を20%以下まで減らし、栄養失調児の割合が非常に高い(30%以上)省・地域をなくすとしている。