ホステルの宿泊料金は1泊10万~15万VND(約610~920円)だ。ソフィアさんによれば、ハノイ市に長期滞在するなら、ホステルに滞在すればお金の節約にもなり、ホステルは理想的な宿泊施設だという。
(C) VnExpress |
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ソフィアさんにとって、トイレや物干し場、バルコニーを他人と共有しなければならないことは不便でも不快でもなく、むしろ新しい友達ができるチャンスでもある。「寮で暮らしているみたいで楽しいですよ。立地も旧市街の中心部なので、まだ知らないベトナムやハノイ市を探索するのにもとても便利なんです」とソフィアさんは話す。
ハンルオック通りのホステルに滞在して4か月になるソフィアさんは、大家のことを身内のように思っている。テト(旧正月)には、バインチュンやエシャロットの漬物、肉の煮こごりなどの料理をごちそうしてもらい、大家の帰省について田舎へ行ったこともある。
「大家さんにはとても感謝しています。皆さんフレンドリーなので、ここでの生活は家にいるのと同じように快適なんです」。
2015年ごろから、ハノイ市では古民家を改修したり、古い集合住宅の一室を民泊用の部屋に切り替えたりするケースが見られるようになってきた。
2022年以降は、デジタル技術の発展により、より多くの外国人観光客がこうした宿泊施設を知るようになり、体験しに訪れるようになった。ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で、ハノイ市旧市街の民泊に関するグループのメンバーは5万人以上に上っている。
2019年にこの分野のビジネスを始めたホン・ニュンさん(女性・35歳)は現在、トンダン通り、レフンヒエウ通り、グエンカックカン通り、ダオズイトゥー通り、タヒエン通りの集合住宅や古民家に、10軒以上の物件を所有している。
ニュンさんは、滞在する外国人観光客が現地の文化を体験できるよう、いかにも旧市街らしい路地裏の奥にある、古い建物や家屋がそのまま残っているエリアを選ぶようにしている。