ダンさんの話によると、ベトナムでは7年ほど前からスタチューパフォーマンスが知られるようになった。そこから多くのスタチューパフォーマンスのグループが生まれたが、あまりの厳しさから多くの人が去っていった。
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「今も定期的に活動しているのは、20人ほどいる私のグループのほか、スタチューパフォーマンスに情熱を捧げている若者グループくらいで、彼らはグエンフエ通りの歩行者天国で毎晩、フリーでパフォーマンスをしています」とダンさんは語る。
「彫像」を造り上げるのにかかる時間は難易度によって異なるが、だいたい2~4時間はかかるため、モデルは忍耐強くなければならない。身体のペイントが完成したら、次は髪の毛をセットする。ウィッグを使わないことが多いため、髪の毛にカラースプレーを直接吹き付けて髪型を整える。
さらに、小道具の準備にも2~3日、ときには1週間かかる。「自分で生地を買って衣装を作ることもありますが、クリエイティブさが必要なレパートリーや、たくさんのモデルが出演するイベントなどのときは、発注することもあります」とダンさん。
疲労に髪や肌のダメージなど、モデルは様々な苦労に耐えなければならない。それでも、ダンさんは常に自分自身、そして仲間たちが安全に活動していける方法を模索している。
そしてダンさんはこう語った。「パフォーマンスが終わるたび、家に帰ると脚は疲れ果て、全身が痛くて、もうやらないぞ、と思うんです。でもぐっすり寝ると自然とさわやかな気持ちで目覚め、パフォーマンスを続けていこうというモチベーションが生まれるんです」。