ホーチミン市3区のニエウロック・ティゲー運河沿いには、ホーチミン市で最初に建てられたクメール寺院「チャンタランサイ寺院(Chua Chantarangsay)」がある。
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月の光を意味する「カンダランシ(Candaransi)」の別名でも呼ばれ、1946年に建設されたこの寺院は、南部メコンデルタ地方に住むクメール族の文化の建築様式を受け継いでいる。
寺院の面積は4500m2。建設からこれまでに、7回にわたり修復が行われた。中庭の中央には小さな池と仏塔、住居があり、いずれもクメール寺院の特徴的でもある鮮やかな黄色に彩られている。
ここは上座部仏教の僧侶たちが修行する場所であり、ホーチミン市に住む南部のクメール族の人々が集まる場所でもある。
本堂は2階建てで、東を向いており、前面と背面に合計4つの入り口がある。