ここで売られるカニは、ほとんどがメコンデルタ地方のアンザン省やドンタップ省でとれたものだ。毎晩2台のトラックがカニを運んでくる。トラックが市場に着くと、売り手はまずカニを生きているものと弱っているものに分類する。生きているカニは小さな袋に入れて、市内の市場やレストラン、食堂に出荷する。
(C) vnexpress |
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路上カニ市場の店はそれぞれ一晩に1tものカニを仕入れるため、夜明け前に全ての作業を終えらえれるよう急いで分類しなければならない。脚が折れていたり弱っているカニは殻を向いて肉の部分だけを残す。これらはカニスープの米麺「ブンリエウ(Bun Rieu)」に使ったり、小さな食堂に売ったりする。さらに、死んでしまったカニは豚や家禽のエサにする。
生きているカニは1kgあたり4万VND(約200円)、弱って処理されたものは3万VND(約150円)で売られる。ただし、これはメコンデルタ地方が雨季でカニがたくさんとれる時期の卸売価格で、日照りが続いたときや、テト(旧正月)には価格が大幅に上がるのだという。